市場名:クメア(Komea)
学 名:アカテツ科 Sapotaceae
属 名:Manilkara
比 重:900kg/m3 ~ 1150kg/m3
特 徴:マニルカラ属は、世界中の熱帯雨林地域に広く分布し、70種以上有ると言われている。アジアではタイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、インドネシア、 太平洋諸島に植生し、そしてインドネシアにおいては、スマトラ島、ジャワ島、セレベス島、スラウェシ島、マラッカス、レセールサンダ島に分布し、3種類がクメア材として使用されている。
材の色合いは心材と辺材の区別は明らかでなく、加工直後は淡い肌色や薄い黄色であるが、時間が経つと赤褐色や褐色になり、全体的な色のばらつきがなくなり、統一された赤褐色の色合いを示すようになり、フローリング等に使用されると深い高級感を醸しだす。また材自体に樹脂を含んでおり黒っぽいシミが表面にでてくることはよくあり、加工にあっては材の選別が必要である。
木目はほぼ直通ないし、浅く交錯しており、肌目もきめ細かく精であり年輪は不明瞭で杉のように明瞭で はない。比重がかなりあり、70種が知られている。白蟻や害虫に強く雨水や熱射においても強い耐性を示し屋外での使用にも適している。材は硬く、重く、樹脂を多く含んでいるので乾燥が難しいが、適切に乾燥すると寸法安定性もあり、曲がり、ねじれ等も少ない。
用途としては、家具、フローリング、 パネル、外部用デッキ材、スポーツ用具、楽器等に適しており、近年フローリングとデッキ材として広く使用されている。
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